第16回演奏会
演奏曲目
2016.10.16(日) 17:00開演 日本福音ルーテル健軍教会
第1ステージ 指揮:竹井 成美
- Kyrie/憐れみの讃歌(グレゴリオ聖歌)
- Domine quando veneris/主よ地上の審判の時に(パレストリーナ作曲)
- Commissa mea pavesco/私は自分の罪に怯え(パレストリーナ作曲)
- Agnus Dei ~ Lux aeterna/神の小羊〜永遠の光が(グレゴリオ聖歌)
- Libera me, Domine/我を解き放ち給え(ビクトリア作曲)
- Mein G'müt ist mir verwirret/わが心乱れ悩み(ハスラー作曲)
- O Haupt voll Blut und Wunden/おお血と傷にまみれし御かしら(バッハ作曲)
- 血潮したたる主の御かしら/賛美歌136番
第2ステージ 指揮:大津敬一朗
- Christus factus est/キリストは我らのために(ビラヌエバ作曲)
- Velum templi scissmus est/神殿の垂れ幕が裂けて(ANON)
- Vere languores nostros/まことに我らの弱さを(ビクトリア作曲)
- Jerusalem surge/エルサレムよ立ち上がれ(ANON)
第3ステージ 指揮:竹井 成美
- Margot, laboures les vignes/マルゴ、ぶどうの木を植えて(アルカデルト作曲)
- Je voy des glissantes eaux /小川のせせらぎ(コートレ作曲)
- Ma peine n'est pas grande/我が苦しみは大きからず(ジャヌカン作曲)
第4ステージ 指揮:大津敬一朗
- Au verd boys je m'en iray/緑の森で(ジャヌカン作曲)
- Est il possible/愛する人よ本当なのか(ジャヌカン作曲)
歌詞対訳
Kyrie(憐れみの賛歌)
Kyrie eleison,
Christe eleison,
Kyrie eleison.
主よ憐れみたまえ、
キリストよ憐れみたまえ、
主よ憐れみたまえ
Domine quando veneris(主よ地上の審判の時に)
Domine, quando veneris judicare terram,
ubi me abscondam a vultu irae tuae?
Quia peccavi nimis in vita mea.
主よ、私は人生で多くの罪を犯しましたから、
あなたが地上の人々を裁くため、おいでになる時
私はあなたの怒りの眼差しから逃れるには
何処に身を忍ばせればよいでしょうか?
Commissa mea pavesco(私は自分の罪に怯え)
Commissa mea pavesco,
et ante te erubesco:
dum veneris judicare noli me condemnare:
quia peccavi nimis in vita mea.
私は自らの罪に怯え、主の御前で恥じ入っています。
あなたが最後の審判に現れる時、
私を厳しく裁かないでください。
なぜなら私は人生で多くの罪を犯しましたから。
Agnus Dei(神の子羊)
Agnus Dei, qui tollis peccata mundi:
dona eis requiem.
Agnus Dei, qui tollis peccata mundi:
donaeis requiem.
Agnus Dei, qui tollis peccata mundi:
donaeis requiem sempiternam.
神の子羊よ、この世の罪を取り除く方よ、
どうか彼らに安らぎをお与えください。
神の子羊よ、この世の罪を取り除く方よ
どうか彼らに安らぎをお与えください。
神の子羊よ、この世の罪を取り除く方よ
どうか彼らに永遠の安らぎをお与えください。
Lux aeterna(永遠の光が)
Lux aeterna luceat eis, Domine:
Cum sanctis tuis in aeternum, quia pius es.
Requiem aeternam dona eis Domine,
et lux perpetua luceat eis.
Cum sanctis tuis in aeternum, quia pius es.
主よ、永遠の光が彼らを照らしますように。
あなたの聖人たちと共に永遠に、
なぜならばあなたは慈悲深い方であられます。
主よ、永遠の安らぎを彼らにお与えください、
また絶え間ない光に彼らが照らされます様に。
あなたの聖人たちと共に永遠に、
なぜならばあなたは慈悲深い方であられます。
Libera me, Domine(我を解き放ちたまえ)
Libera me, Domine, de morte æterna
in die illa tremenda.
quando cœli movendi sunt et terra,
dum veneris judicare sæculum per ignem.
Kyrie eleison, Christe eleison, Kyrie eleison.
主よ、かの恐ろしき日に
私を永遠の死から解き放ち下さい、
天と地が揺れ動くとき、あなたが火をもって
この世を審判するため現れになるときに。
主よ憐れみたまえ、キリストよ憐れみたまえ、
主よ憐れみたまえ
Mein G'müt ist mir verwirret(わが心乱れ悩み)
Mein G'müt ist mir verwirret,
das macht ein Jungfrau zart,
bin ganz und gar verirret,
mein Herz das kränkt sich hart.
Hab’ Tag und Nacht kein Ruh,
führ' allzeit große Klag’,
Tu’ seufzen stets und weinen
in Trauern schier verzag’.
我が心、乱れ悩み、
とある乙女に胸は高鳴り
心は迷い苦しんでいる。
昼夜なく安らぎはもたらされず
嘆きは大きく、ため息まじりに涙あふれ
悲しみに沈んでいる
O Haupt voll Blut und Wunden/血潮したたる主の御かしら
O Haupt voll Blut und Wunden
Voll Schmerz und voller Hohn;
O Haupt, zum Spott gebunden
Mit einer Dornenkron’!
O Haupt, sonst schön gezieret
Mit höchster Ehr’ und Zier,
Jetzt aber hoch schimpfieret;
Gegrüßet seist du mir!
血潮したたる主の御かしら、
とげに刺されし主の御かしら、
悩みと恥に、やつれし主を、我はかしこみ君と仰ぐ
Christus factus est(キリストは我らのために)
Christus factus est pro nobis obediens
usque ad mortem, mortem autem crucis.
Propter quod et Deus exaltavit illum,
et dedit illi nomen,
quod est super omne nomen.
キリストは我らのために人間の姿で誕生され、
死ぬまで従順で、十字架の死に至るまで従われた。
それゆえ神は彼を高くあげられ、
彼に名をお与えになった、
その名は全ての名にまさるものである。
(フィリピの信徒へ手紙 第2章8-9節)
〜四旬節または枝の主日のミサより〜
Velum templi scissmus(神殿の垂れ幕が裂けて)
Velum templi scissmus est,
†et omnis terra tremuit:
latro de cruce clamabat, dicens:
Memento mei, Domine,
dum veneris in regnum tuum.†
Petrae scissae sunt,
et monumenta aperta sunt,
et multa corpora sanctorum
qui dormierant, surrexerunt.
(†を繰り返す)
神殿の垂れ幕が二つに裂けて、
地上のすべてが震えた
十字架の上の盗賊は叫んで言った、
「主よ、あなたが主の国へお着きになるとき、
私を思い出してください」
岩が割れて、墓石が開き、
眠りについていた多くの聖人たちは生き返った。
(マタイ 第27章51-52節、ルカ第23章40, 42節)
〜聖金曜日のレンスポンソリウムより〜
Vere languores nostros(まことに我らの弱さを)
Vere languores nostros ipse tulit
et dolores nostros ipse portavit
cujus livore sanati sumus
Dulce lignum, dulces clavos,
dulcia ferens pondera,
quae sola fuisti digna
sustinere Regem caelorum, et Dominum
まさに私たちの苦難を彼は担われ
私たちの痛みを彼は負われた。
いったい誰の贖い(あがない)によって
私たちは救われたのだろうか!
愛しき十字架よ、愛しき釘よ
最も愛しきは背負われた重荷よ
天の王と主を支える価値があるのは、
それらのみである。
(イザヤ書第53章4〜5節、マタイ第8章17節)
〜聖木曜日のレスポンソリウムより〜
Jerusalem surge(エルサレムよ立ち上がれ)
Jerusalem, surge
et exue te vestibus jucunditatis:
induere cinere et cilicio.
Quia in te occisus est Salvator Israel.
Deduc quasi torrentem lacrimas
per diem et noctem,
et non taceat pupilla oculi tui.
Quia in te occisus est Salvator Israel.
エルサレムよ立ち上がり、
美しい衣を捨てて頭に灰をかぶり、
粗布(あらぬの)を身にまといなさい。
何故なら、イスラエルの救い主は
汝のもとで亡くなられたのだから。
昼も夜も、川のように涙を流しなさい。
休むことなく汝の瞳から涙を流しなさい。
何故なら、イスラエルの救い主が
汝のもとで亡くなられたのだから。
(哀歌2章10節と18節)
〜聖土曜日のためのレスポンソリウムより〜
Margot labourez les vignes(マルゴ葡萄の木を)
マルゴ、ぶどうの木を植えて
ぶどう、ぶどう、小さなぶどう畑を
マルゴ、すぐにぶどう畑を耕して。
ロレーヌからの帰り道、3人の軍人に会いました。
私は不器量だと言われ、4日間熱が出ました。
彼らは私に贈りものとして
花薄荷(オレガノ)の束をくれました。
もし花が咲けば私は女王、枯れたら私は負け。
マルゴ、ぶどうの木を植えて…ぶどう畑を耕して。
Ma peine n'est pas grande(わが苦しみは)
わが苦しみはそれ程大きくない
それ以上のものを得たと思えば。
私の望みはただ彼女に会うこと。
多情な君たちよ、私が君たちと同じように
やつれるとは思わないように。
彼女が喜ぶのをみたり、また接吻をして
彼女が喜べば私は非常に満ち足りるのだ。
もし私に幾らかでも苦しみがあれば、
君たちは拷問を受ける。
わが苦しみは必ず癒される。
以前はそうでないように話したこともあったが、
しかし絶大な信頼があると断言する。
なぜならば彼女は不貞など全くなく私に忠実で、
彼女に満足している私は全く正しいからだ。
Je voy des glissantes eaux(小川のせせらぎ)
小川のせせらぎは優しく流れゆく
野の花は数多の色で咲きほこる
大空は輝く光で満ちあふれ優しく微笑む
全ては満たされている
愛する君のために苦しむ私の苦悩を除けば…
Au verd boys je m'en iray(緑の森に)
私は一人で緑の森へ行く
私は遊びに緑の森へ行く
友達と1時間過ごす約束をしたから
言いたい人には言わせておけ
彼と上手くいくためには
穏やかに接しなくてはならない
緑の樹の下に行こう
甘い口づけをかわすのに
他人の非難はおいといて…
私は一人で緑の森へ行く
私は遊びに緑の森へ行く
Est il possible(おお愛する人よ、本当の話か)
おお、わが愛する人よ、本当の話なのか?
君が私に会いたくないというのは。
もう永遠に君に会えないと思うと
私は大きな悲しみに包まれてしまう。
もし君がこのようなやり方で
世間の悪い噂に対処しようと考えるのならば
もっと大きな愛を得るため私は耐え忍ぼう。
君の警戒心に私は心から賛同しよう。