第12回演奏会

演奏曲目

2012.10.20(土) 18:30 開演 日本福音ルーテル健軍教会

熊本ポリフォニックアンサンブル 第12回 演奏会曲目
〜 伊東マンショ没後400年記念 〜

  1. Miserere mei Deus グレゴリオ聖歌〜「サカラメンタ提要」より
  2. Veni Creator グレゴリオ聖歌〜「サカラメンタ提要」より
  3. Popule meus/わが民人よ ~improperia咎めの交唱~(ビクトリア作曲)
  4. Jesu dulcis memoria(ビクトリア作曲)
  5. Ave Maria/アヴェ・マリア(ビクトリア作曲)
  6. Tant que vivray/花咲く日々に(セルミジ作曲)
  7. Chi la gagliarda/ガリアルドを習いませんか(ドナート作曲)
  8. Kyrie/キリエ 〜「Missa brevis」より(パレストリーナ作曲)
  9. Gloria/グロリア 〜「Missa brevis」より(パレストリーナ作曲)
  10. Matona mia cara/私の愛しい人(ラッソ作曲)
  11. Mille regrets/千々の悲しみ(ジョスカン・デ・プレ作曲)
  12. Tantum ergo/かくも大いなる秘跡(ビクトリア作曲)
  13. Tantum ergo/かくも大いなる秘跡(パレストリーナ作曲)
  14. Introit/入祭唱 〜「4声のレクイエム,1583年」より(ビクトリア作曲)
  15. In paradisum/天国へと グレゴリオ聖歌〜「サカラメンタ提要」より

歌詞対訳

Misere mei, Deus

Misere mei, Deus,
Secumdum magnam misericordiam tuam.

神よ、私を憐れんでください
その大いなる慈悲によって

Veni Creator Spiritus

Veni, Creator Spiritus mentes tuorum visita
imple superna gratia quae tu creasti pectora.
Qui diceris Paraclitus altissimi donum Dei
fons vivus, ignis, caritas et spiritalis unctio.
Deo Patri sit Gloria et Filio, qui a mortuis
surrexit, ac Paraclito in saeculorum saecula.
Amen

来れ、創造主たる聖霊よ
あなたのしもべたるものの心に来れ
天の恩寵で満たし給え
あなたが創造されし者の心を。
聖霊いわれる方、神からの最高の贈り物
生命の泉、燃える炎、慈愛、そして香油の薫り。
父なる神に栄光あれまた息子にも、
また死者のうちから蘇られし方にも、
そしてまた聖霊にも、永遠になることを。
アーメン

Popule meus(improperia:咎めの交唱)

Popule meus, quid feci tibi?
Aut in quo contristavi te?
Responde mihi?
Agios o Theos! Sanctus Deus!
Agios Ischyros! Sanctus fortis!
Agios Athenatos eleison imas.
Sanctus et immortalis miserere nobis.

我が民よ、私が一体何をしたというのか?
ではどうして私を悲しませるのか?
私に答えなさい。
聖なる神よ!聖なる神よ!
神聖にして全能なる神よ!
神聖にして全能なる神よ!
神聖かつ永遠なる神よ、我らを憐れみください
神聖かつ永遠なる神よ、我らを憐れみください

Jesu dulcis memoria(イエスの甘き思い出)

Jesu dulcis memoria
dans vera cordi gaudia,
sed super mel et omnia
ejus dulcis praesentia.

イエスは甘き思い出、
心に喜びを与えてくれる本当のお方、
蜜や万物にまさるその甘き存在。

Ave Maria(アヴェ・マリア)

Ave Maria, gratia plena, Dominus tecum,
benedicta tu in mulieribus,
et benedictus fructus ventris tui, Jesus.
Sancta Maria, Mater Dei,
ora pro nobis peccatopribus,
nunc et in hora mortis nostrae. Amen

めでたしマリア、神の恵みに満ち、
主はあなたと共におられます
あなたは女性であり祝福され、
あなたのお腹の子イエスもまた祝福されます
聖なるマリア、神の御母よ、
罪深い我らのためにお祈りください、
今も、そして我らが死するときにも。アーメン

Tant que vivray(花咲く日々に)

花咲く日々に生きる限り、
全能の王、愛の神に仕えよう。
行いと言葉、歌と音楽で。
しばらくは愛の神が私を悲しませたが、
その後に大きな喜びを与えてくれた。
今、私はあの美しい人の愛を得たのだから。
彼女との絆は私の大きな希望、彼女の心は私のもの、
私の心は彼女のもの。
さらば悲しみよ、喜びに栄あれ
なぜなら愛の中には多くの幸があるのだから。

Chi la gagliarda(ガリアルドを習いませんか)

ガリアルドの踊りを習いたい御婦人方よ
教えるのがうまい私達のもとへおいでなさい
夕べも朝も音楽が絶えませんよ。
タンタンタン、タリラ‥‥、ティラティラ‥‥

Kyrie(憐れみの賛歌)

Kyrie eleison,
Christe eleison,
Kyrie eleison.

主よ憐れみたまえ、
キリストよ憐れみたまえ、
主よ憐れみたまえ

Gloria(栄光の賛歌)

Gloria in excelsis Deo.
Et in terra pax hominibus bonae voluntatis.
Laudamus te. Benedicimus te.
Adoramus te. Glorificamus te.
Gratias agimus tibi
propter magnam gloriam tuam.
Domine Deus, Rex coelestis,
Deus Pater omnipotens,
Domine Fili unigenite, Jesu Christe.
Domine Deus, Agnus Dei, Filius Patris.
Qui tollis peccata mundi, miserere nobis.
Qui tollis peccata mundi,
suscipe deprecationem nostram.
Qui sedes ad dexteram Patris,miserere nobis
quoniam tu solus sanctus. Tu solus Dominus.
Tu solusAltissimus, Jesu Christe.
Cum Sanctu Spiritu, in gloria Dei Patris.Amen.

いと高きところには神に栄光、
地には善意の人に平和あれ。
我ら主をほめ、主をたたえ、主を拝み、主をあがめ、
主の大いなる栄光のゆえに感謝し奉る。
神なる主、天の王、全能の父なる神よ。
主なる御ひとり子、イエス・キリストよ。
神なる主、神の小羊、父のみ子よ。
世の罪を除き給う主よ、我らをあわれみ給え。
世の罪を除き給う主よ、我らの願いを聞き入れ給え。
父の右に座し給う主よ、我らをあわれみ給え。
主のみ聖なり。主のみ王なり。
主のみいと高し、イエス・キリストよ、
聖霊と共に、父なる神の栄光のうちに。アーメン

Matona mia cara

マトナ、私の愛しい人、私の歌を聴いておくれ、
窓辺で歌う私は良い相手と思わないか、
ドン、ドン、ドン、ディリ、ディリ、ドン、ドン
どうか私の上手な歌を聴いておくれ、
ギリシャの酒と鶏料理のように
私とおまえの相性はいい、
ドン、ドン、ドン、ディリ、ディリ、ドン、ドン
鷹を連れて狩に行けば、
脂ののった山しぎ鳥をおまえにしとめてこよう。
ドン、ドン、ドン、ディリ、ディリ、ドン、ドン
私は美しい言葉では語らない、
ペトラルカの詩もヘリコンの泉もわからない。
ドン、ドン、ドン、ディリ、ディリ、ドン、ドン
もし一緒になってくれるなら怠けたりしない、
ひたすらおまえを愛し、牡羊のように突き進む。
ドン、ドン、ドン、ディリ、ディリ、ドン、ドン

Mille regretz(千々の悲しみ)

千々の悲しみ…あなたを見捨て、
愛しいあなたの顔は遠ざかる。
かくも大きな悲しみと激しい痛みのため
私の人生も尽きてしまいそうだ。

Tantum ergo(かくも大いなる秘跡)

Tantum ergo sacramentum
veneremur cernui:
et antiquum documentum
novo cedat ritui.
Praestet fides supplementum
sensuum defectui.

Genitori, Genitoque laus et jubilatio, salus,
honor, virtus quoque sit et benedictio.
Procedenti ab utroque, compar sit laudatio.
Amem.

かくも大いなる秘蹟を伏して崇めよう
そして古い儀式をあらため
新しい典礼を始めよう
衰えた五感が信仰によって甦るように。
父と子に、賛美、喜び、救い、誉れ、力、
そして祝福がありますように。
両者から生まれたものにも称賛がありますように。
アーメン

Introit(入祭唱)

Requiem aeternam dona eis, Domine
et lux perpetua luceat eis.
Te decet hymnus Deus in Sion
et tibi reddetur votum in Jerusarem.
Exaudi orationem meam
ad te omnis caro veniet.
Requiem aeternem dona eis, Domine
et lux perpetua luceat eis.

主よ、永遠の安らぎを彼らにお与え下さい
そして絶えざる光につつまれますように。
神よ、シオンでは歌であなたを讃えますます
エルサレムではあなたへ祈りを捧げます。
我らの祈りをお聞きいれ下さい
すべて生きるものはあなたの元へまいります。
主よ、永遠の安らぎを彼らにお与え下さい
そして絶えざる光につつまれますように。

In Paradisum(天国へと)

In paradisum deducant te angeli;
in tuo adventu suscipiant te martyres,
et perducant te in civitatem
sanctam Jerusalem.
Chorus angelorum te suscipiat,
et cum Lazaro quondam paupere
aeternam habeas requiem.

天使らがあなたを天国へお導き下さいます様に、
そしてあなたが到着すると殉教者らに迎えられ
聖都エルサレムへ案内されます様に。
あなたは天使の合唱につつまれ、
かつては貧しかったラザロと共に
永遠の安らぎにつつまれます様に

演奏曲目と歌詞対訳